浦河フレンド森のようちえん 浦河フレンド森のようちえん

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クラファン30日目を迎えました!

姉妹校である、フレンド森のがっこうを応援するクラウドファンディングがスタートしてから30日目を迎えました。お陰さまで、これまでの間、目標金額の81%約160万円のご支援をいただいています。

「子ども達の世界を少しでも良くしたい」という思いで新しい学校を作りました。また、地域活性化に繋がる取り組みだと信じています。今回のプロジェクトは9月30日に終了しますが、情報の拡散、シェアだけでも構いません。どうぞ、皆さまの力をお貸しください!

https://camp-fire.jp/projects/view/657984?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_show

上記ページにも掲載されている、浦河べてるの家 理事長の向谷地生良氏から頂いた応援メッセージを紹介します。

「自分自身で、ともに-子どもが主役の学びの場づくり」

いつの時代も、子育てや教育は、大人や国家の価値観や期待という見えざる手の中で営まれるという限界と制約を抱えています。それを象徴するのが、戦前の「富国強兵」というスローガンであり、戦後は産業立国、技術立国がそれに代わり、そのための人材養成として教育体制が整えられていきました。私が育った1960年代から70年代は、「受験地獄」や「受験戦争」という言葉が躍り、漫画では、「巨人の星」をめざす少年、星飛雄馬が、父親の鉄拳制裁に歯を食いしばりながら耐え、夢を追う物語が感動を呼びました。そして、サラリーマンは「企業戦士」と言われ「24時間働けますか」というTVコマーシャルが、人気を博しました。そのように、いつの時代も、子供は、姿、形を変えた大人の価値観や国家の要請という制約の中で生きていかざるを得ないのが現実です。私は、いわゆる「不登校」というのは、そのような制約や支配から自立しようとする子供なりの“もがき”と“模索”だと感じています。そして、もっとも大事なのは、どんな行き詰まりや失敗の中でも、人として尊重し、励ましてくれるたった一人の大人との人間的な出会いです。

そのことによって、子供は、悩むこと、困ること、自分と人は違うということ、人と人がわかり合うには時間がかかること、大事にしたいことが違うこと。それでも、私たちは、助け合って生きていかなければならないこと。そんな時に、立派さや強さではなく、情けないこと、人の力を借りなければできないこと、弱いところをみんなが勇気を出して見せあうときに、今まで想像もしなかった力が湧き、新しい発想が生まれ、生きやすくなることを学ぶことができます。オルタナティブスクール「フレンド森のがっこう」は、そんな出会いと学び方のチャレンジができる場として生まれました。

かつて、浦河には鉄格子で覆われた精神科病棟(130床)がありました。こどもの時に経験したこころの傷が癒されないままに入院を余儀なくされている若者たちも多く入院していました。その若者たちが、自分たちの経験を活かした地域貢献の場として設立したのが「浦河べてるの家」です。

私は、「丘と海とまきば」の町、浦河の一番の魅力は、この若者たちと共に歩んできた「人間力」にあると思っています。その浦河に、新たな魅力が加わりました。応援したいと思います。

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